~その38~ 6.1号機への期待
2020年 明けまして おめでとうございます。
ワクワクランドの涌嶋士郎です。
旧年中は、大変お世話になりありがとうございました。
どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。
2020年初回のコラムですので明るい話題をお届けしたいと思います。
ズバリ!【6.1号機がパチスロ新時代を切り開く】です。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、昨年12月3日より、6.1号機の型式試験予約受付が開始され、12月17日より持ち込み申請が順次行われています。
これにより、早ければ今年のGW前後には最初の6.1号機が市場に導入される見通しとなりました。
今回は、その6.1号機に関する内規緩和についてご説明致します。
■新基準緩和要項
①疑似遊技の復活
②ビデオリールの搭載可
③ペナルティに関する新規則
①の疑似遊技とは、停止ボタンを契機とした回胴演出で、疑似遊技演出中であることをプレイヤーに報知する必要があります。
そのための措置として
措置①:プレイヤーが認識できるようにリールを上下に振動させる。
措置②:疑似遊技中であることをランプや液晶表示機により報知する。
これにより、約5年ぶりに疑似遊技機能が復活します。多彩で奇抜なインパクト抜群のリールアクション演出に期待が持てそうです。
②のビデオリールの復活は低射幸性時代における“ゲーム性”の幅を広げる意味で疑似遊技の復活と共に大きな意味があると思います。
そして③のペナルティに関する新規則は以下の通りです。
特定の遊技方法(押し順、停止位置)で遊技した場合は、当該遊技に限ってのペナルティは認めますが、次遊技以降に対しての無抽選や低確率モードへの移行等は認められないという事です。
さらに、特定の遊技方法で遊技した場合に、天井までのゲーム数の計測を停止したり、天井までのゲーム数の延長を行ったりすることは認められなくなります。
特定の遊技方法(押し順、停止位置)=ペナルティといった概念が復活したことにより、毎ゲームペナルティの無い位置を押すことで小役を取りこぼしながらATの抽選が受けられる『スラッシュAT』が復活することとなります。
特定の遊技方法で遊技しても天井ゲームが変わらないことに危惧する旨もありますが、天井自体に一撃性を持たせられないことから杞憂に終わりそうです。
むしろ、遊技方法の制限に関する規則の(イ)【特定の遊技方法の場合に液晶、ランプ、音等による警告表示等を行う】この部分を規制している点が重要ポイントとなりそうです。
これは、ATの抽選が不利となる位置を押しても、警告音や警告文を出してはならないという規制です。
旧規則5号機は、変則押し遊技をした場合、警告を出してくれましたが6.1号機ではそれが行われなくなりました。
遊技客にとって不利益となるポイントですので、事前に分かりやすく説明・伝える必要が大いにあるのではないでしょうか!?
何はともあれ、低ベース高確率の6.1号機が登場することで、パチスロ新時代の幕開けとなります。
6.1号機が6.0号機よりも圧倒的にゲーム性に富んだ機種が見込められる以上、6.0号機を大量買いする必要性はなくなるのではないでしょうか。