~その223~ 時間はかかるが、必須の取組みとなる“最重要課題”
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。
第220回のコラムで、これからの最重要課題となる【未顧客の顧客化】について、ファンキースリーの3人で動画も併せてお伝えしました。
「顧客を見失った業界(企業)は顧客から見放される」ということは当然として、『顧客』とは既存顧客を対象とするだけでなく、未来の顧客となる【未顧客】も顧客として忘れずに継続したアプローチを掛け続ける必要があります。
参加人口の推移などは第220回のコラムでお伝えしましたが、大きな流れとしては社会背景の影響もありますが、「顧客を見失っていないつもりになっていたのではないか?」と、業界に関わる全ての人が真摯に省みる必要がある参加人口推移です。
ボウリング低迷からの脱却としてはPリーグが2006年から放送され、既に17年も参加人口を増やす取組みを続けています。
麻雀のMリーグは2018年に発足し5年の取組みとなります。
また、公営ギャンブルの競馬、競輪、オートだけでなく、サッカー、バレーボール、バスケットボール・・・・・など、参加人口を増やすための取組みを続けています。
業界として「どのように行うか?」は知恵を出し合って進めて行く必要がありますが、業界としても、メーカー・関連企業・ホールそれぞれの立場で【未顧客の顧客化】は続けていく必要があります。
そこで、ホール様が継続して取り組むべき『市場開拓』について今回はお伝えします。
具体的に何をやるというよりも、自店の商圏で取組みを考える際の土台となる考え方で、『増客プロセス設計の初めの段階』の考え方です。
≪増客プロセス設計とは?≫
1.潜在顧客(潜在顧客アプローチ)
2.見込み顧客(自店顧客開発のアプローチ)
3.新規顧客獲得(体験価値提供アプローチ)
4.既存顧客リピート(体験価値深化アプローチ)
5.顧客維持(定期接触アプローチ)
増客プロセス設計は、上記1~5を実践して3の新規顧客獲得量を増やしながら、4の既存顧客リピートを増やしていく取組みを行うものになります。
上記を見て分かることは、234を増やすには、1の絶対数となる分母を増やすことが重要になります。
1の潜在顧客アプローチで『知ってもらい、興味関心を持ってもらい、機会があれば行ってみよう』という顧客を増やさなければ、2以降は単なる競合店との奪い合いになってしまいます。
1は業界全体の取組みという後押しも必須ですが、店舗においては「自店を良い印象で知ってもらい、興味を持ってもらう」ことをしなければ、近隣の知名度の高い店舗へ行ってしまいます。
1の潜在顧客アプローチに関して、少しだけ具体的な取組みを書きます。
今年の8月は、コロナ以降で久しぶりにお祭りを開催する地域も多いと思います。
ある地域では、地元の企業は参加せずに、全国区のパチンコ店は地元でもないのにしっかりと参加していました。
地元の企業は、地元は自社や自店で顧客開拓するという考え方が無いのかと感じてしまいました。
お祭りだけでなく、地元の活動は基本的に『全て協力して人も参加する』ことが潜在顧客アプローチでは重要な取組みですが、その重要性が分かっていないと「人がいないから」という言い訳でやらなくなってしまいます。
認知を高めるというのは地道な活動で時間がかかります。
しかし、既存顧客しか見ていなければ、未顧客を見失っているということで、未顧客に振り向いてもらうことは出来ません。
基本的な取組みというものは、地道にしっかりと営業施策に組み込んで取組み続ける必要があります。
「さすが大手全国チェーン店だな~」と思いましたが、未顧客の顧客化アプローチは、業界に関わる全ての人たちで行っていく必要があります。
皆様においては、自店で昔はやっていたが止めてしまった取り組みなども含め、活動を見直してやるべきことを実行することをお勧めします。
●このコラムで書いている内容の土台となる考え方は、『パチンコホール専門のランチェスター戦略』『差別化価値を作るコト視点の価値づくり』『増客プロセス設計で現場力を高める』という3つのカリキュラムになります。
エッセンスだけ抽出した【法人様向けの3時間セミナー(有料)】があるので、気軽にお問合せくださいませ。
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