「２月」と言えば･･･『節分豆まき！』からの『バレンタインデー！』（だからどうした？）
それはさておき･･･【年金支給月】でもあります。
思い切って、１パチユーザーの来店動機となる大きなイベントでもある【１５日（火）～１８日（金）】の営業において、１パチコーナーの【出玉率＝１００％超え】にチャレンジしてみてはいかがでしょうか？
【目的は？】
･･･『現在の貯玉の「総数」を増やす目的』です。
【効力は？】
･･･『貯玉を持ったお客様の再来店による稼働維持』です。
いわゆる、貯玉を持たせる事による＜顧客の囲い込み戦略＞の一つですね。

さて本題ですが･･･今回のコラムは【ミドルユーザーの囲い込み】の為の「戦略の一つ」の話となります。
現在のホール営業にとって、「パチンコミドルユーザーの集客～確保～維持」は最重要課題である事は否定の余地はありません。その上で、＜現在＞から＜ＧＷ突入時＞までを想定して、そのあたりを思考してみます。

■先ずは、遊技機動向の背景。
昨年後半期から「1/319」＆「（右打ち）オール1,500個」＆「80%（超）継続」と言うスペックを中心に、一つのトレンド化が生じている事はご存じの通りでしょう。
そして、２月は＜Ｐルパン三世１２＞がリリースされ、更なる「ラインナップ追加」の状況となっております。

ではこの先、目標地点の【ＧＷ商戦】を迎えるにあたって、『ミドル機の動向はどうなるのか？』･･･と言う背景を確認しておかねばなりません。
結果から申しますと、既にご存じの通り･･･『トレンドに準ずるスペック機のリリース予定は無い』と言う事になります。
先ずは、この点を「しっかりと！」確認しておきたいところです。

■と言う事は、「現在のミドル機軍で戦う事になるのか？」
結果･･･『そう言う事になります』ね。
無論、【ＧＷ直前】の「ユニコーンの増産販売は確定」としても、「Re:ゼロの増産」「ルパンの増産」は現在不透明な状況でもあり、いずれにしても『新しいコンテンツ機種は無い』事には変わりません。

逆に言うならば、現在の主要機種の稼働低下は、そのまま『ＧＷの業績に直結する』事になり、下手をすると、そのまま「お盆商戦」の稼働まで･･･
つまり【今年前半戦】の業績を左右すると言う事になり兼ねません。

■それを踏まえて、『思考する【目的】は、現機種の稼働安定』
【目的】は･･･現座設置されている「主要ミドル機」の稼働を上げる（戻す）ことでは無く、『稼働を維持する・安定させる』事であり、その目的の為、各々のホール様におかれまして『具体的に何をするのか？すべきなのか？』を論じて頂きたいと思います。

■注意すべきは「千円スタート」思考の排除。
では、『具体的に何をすべきなのか？』と言う事ですが、最重要な課題は【「液晶演出が止まらない」回転数の提供】となります。
これは単に『玉を出して稼働を確保！』などと言う単純な話ではありません。あくまでも、【液晶演出が止まらない】と言うだけの話になります。

●＜千円Ｓ＞論に惑わされない事。
世間で言われている「千円Ｓ」と言う数値論議がありますが、ホール営業においては、その数値管理は大きな意味を持ちません。
なぜならば、それは『収支に影響する』であって、ホール側にとっては所詮【結果としての数値】に過ぎないからです。

●＜通常Ｂ値＞のコントロールについて。
結果的に、「通常Ｂ値」が上がれば「千円Ｓ値は上がる」事になりますが、有効Ｓ値が変わらなければ、ユーザーの打感で『回っているとは感じられません』。
現状でのパチンコ営業において重要な「粗利確保」の面からも、『粗利は下げた。割数は上がった（＝玉を出した）』けれど、ユーザーが最も重視する『回している事には繋がらない』と言う結果になります。

●＜有効Ｓ＞と＜Ｓスランプ＞について。
現実的な大半のユーザーは「千円Ｓは結果論」として遊技しており、実際の『回る、回らない』の感覚は･･･
（１）液晶演出が止まる時間が少ない事
（２）保留の３個目・４個目が点灯する頻度
･･･の２つを体感した上で語ります。

よって、今後の【最善な対応策】としては･･･
（１）【有効Ｓ値】を上昇させる。
（２）【Ｓ入賞スランプ】を軽減する。
この２点に絞って具体策とその対応をすべきと考えられます。
（※ぶっちゃけ、「Ｓ入賞スランプ」が軽減されれば、有効Ｓ値が上がらなくても、『回っている』と言う感覚に近付きます）

＜最後に＞
この先、ユーザーは『機種選びから店舗選び』に移行します。
ユーザーが「パチンコを打ちに行く」と決めた際の行動思考は･･･
（１）打ちたい機種を探す⇒あちこちの店舗に設置している。
（２）その中から『この店にしよう！』と選択する。
新機種で集客できる「エリアユーザー数」は限られています。

【選ばれる店】になる為に、『今から必要な事は何なのか？』を考え、実行して頂きたいと思います。