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2021-09-07
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その125~<継続率>と<継続回数>を検証する。
新型コロナワクチンの接種が話題となっている今日この頃ですが、現在は【65歳以上】においては「1回目=89%」「2回目=87%」、【全国平均】では「1回目=59%」「2回目=48%」と言う現状です。
このワクチン接種率の上昇が、日本経済の復活に寄与する事を期待している、<TKC髙橋>でございます(願)

さて今回は、<継続率>と<継続回数>を検証する。と称して『たった数%の差の継続率が、大当り回数表示に与える影響』を検証してみたいと思います。

■2021年の新機種動向も、いよいよ【年末商戦の話題】に突入して参りました。「12月本命!」やら「1月本命!」やら色々と噂される新機種の名前が挙がっていますが、いすれにしても、新機種の「リリース~導入お中心」となるのは、【ハイミドル機】となるでしょう。

ではそもそも、『ハイミドル機の何が良いのか?』と言う設問に対してどう答えるのか?
その答えは、当然ながら【RUSH突入時の出玉性能のユーザーの満足感&期待感】と言う事になるでしょう。

では、『その【ユーザー満足感&期待感】とは、何で表されるのか?』

一つは、いわゆる【モードTY】と言う数字になりますね。具体的数値で言うならば【初回の出玉含めて(払出し)8,000発超え】が一つのボーダーラインです。

一つは、いわゆる【時速感】と言う「連チャン性のスピード感」で、現状では「1種2種」系の「数回転で即蓮する」タイプと、高確率状態の演出も見せながら、「概ね1分程度で連チャンする」と言うタイプの2極化となります。

では、本当に『出玉数値だけで評価していて良いのか?』
それで良いなら機種選択は超簡単で、同じ様なスペックを導入すれば良いのですが、されとて現状では『<牙狼>と<ガンダム>の稼働を超える機種は出て来ていない』のも、コレまた現実ですね(汗)

そして最大の懸念は、ユーザー目線での『出てる』『出てない』の判断は、【「自分の出玉体験」だけでは終わらない】と言う事です。

■そこで、ちょっとだけ目先を変えて【特賞回数】も検証してみる。
この先、年末年始商戦に向けて様々なスペックがリリースされますが、メーカーアナウンスの中心は【RUSH継続率】になる事でしょう。
しかしその継続率が、『どういう意味を持ち?、どういう効果をもたらし?、ユーザーはどう感じるのか?』を考えたい。

その基準数値として、あるのが<継続率>と<継続回数>の相関になります。
<継続率>  75% 80% 84% 86% 88% 89% 90% 93% 95%
<継続回数> 4.0  5.0  6.3  7.1   8.3  9.1  10.0  14.3 20.0
ザックリ、上記の様な平均継続回数となります(初回当り含まない)。

今現状のミドルスペック機では、「継続率80%時代」と言われていますが、一方では「90%超え機種の存在」も見逃せません。
問題は、【その中間に位置する継続率】の評価になります。

上記の通り、継続回数(=特賞回数)は、『80%を超えたところから、数%の差が大きな回数差になる』事が分かります。
【たった2~3%の差】は、イメージとしては大きくないのですが、【現実的な特賞回数には大きな差が付く】事を知っておいて頂きたいと思います。

そしてユーザーがその機種・店舗を評価する際の『出てる』『出てない』の評価は、結局『特賞回数で俯瞰する』事しか出来ないのです(涙)。
無論、「玉積みで見せる」と言う手法もありますが、それは「当日だけの出玉感」であり、少なくとも過去の出玉感の検証とはなりません。
それほど、<一昨日⇒昨日⇒本日>と言う一連の特賞回数の流れ(表示)は、『ユーザー心理に大きく影響する』事を、再認識して頂きたいと思います。

【たった2~3%の継続率の差】で『特賞回数は飛躍的に変化する!』
その現実を把握した上で、この先の<最重要課題>となる<年末年始の機種選択>の正解率を上げて頂きたい。
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