~その75~パチスロ保通協試験の一部緩和について
皆さん、こんにちは!パチスロ担当のワクワクランド 涌嶋士郎です。
今回は、パチスロの保通協試験の一部緩和についてお伝えしようと思います。
10月1日よりパチスロの試験方法が一部変更となります。
変更点は、通常時の実射試験において0枚役のナビが出せて、ナビ通りに遊技することが可能となりました。
具体的に説明します。
AT機は、基本的に通常内部は押し順による小役(メイン小役:ベル)が常に成立しており、大当りとなった場合に押し順ナビを発生させてメダルを増やしていく仕組みとなっています。
つまり、通常時は基本的に6択の押し順に正解すれば小役の払い出しが得られます。(※色目押しや4thリールの場合は択数が増えます)
実際には、左中右どこから押しても、ベルは均等に出現するようになっています。(5.5号機以降)
これが安定したベースを作り出している根拠になります。
今回、0枚役ナビの採用によって【低ベース化】が実現可能となりました!
前述の通り、通常時に6択のベルフラグがたっている時に0枚役の押し順ナビを発生させて、ベルの入賞を妨げれば、本来ならば獲得し得る配当が0になる訳ですから間違いなくベースは下がります。
押し順ナビを無視して遊技した場合、ベルが成立し配当は得られますが、ATの抽選は行われず、ナビ通りに遊技した場合のみATの抽選が行われるといった事が実現されるようです!
■低ベースによるメリットとデメリットとは!?
【メリット】
①ATの初当り確率を軽く設計できる(勝率アップ)
②出玉性能の向上(瞬発力/連チャン性能/MY値アップ)
③天井G数を低く設計可能(客帯率アップ)
④売り上げアップ/コイン単価上昇(粗利向上)
⑤パチスロユーザー減少の歯止め(原点回帰の営業戦略)
【デメリット】
①高純増AT機は制作不可能!?
ざっとこんな感じが思いあたりました。
10月1日からの持ち込み試験となっていることから早ければ来年春先には【スラッシュAT】とは異なる【新6.1号機(6.2号機)】が市場に投入される予定です!
2021年は、5号機全撤去となる年ですので順調に低ベース6.1号機との入れ替えが行われつつ、6.1号機初の人気ヒット機種が出現することを切に願い、期待したいと思います。