~その215~【7月&8月のパチンコ新機種】の集客・活用の考え方
さて「6月中旬のの年金週」も終わり、やっとこれから沖縄地方を筆頭に『徐々に梅雨明け宣言』が出される時期になりました。
梅雨明け宣言が始まると、気持ちも晴れて『外へ出るタイミングも増えてくる』事から、単純に人の流動も大きくなる事に期待する時期になりますね。
それに合わせて【7月の新機種】・【8月の新機種】も活用しつつ、『大きな集客に繋げて行けたら』と考えるタイミングでもあると思います。
そこで、【7月&8月のパチンコ新機種】を一旦、まとめておきたいと思います。
■【7月の新機種】
~【スマパチ】~
「インパクト」と言う集客観点からは、話題性が最も高くなると思われる【スマパチ・第2弾】の登場になるでしょう。
7月2日週には、<e花の慶次9~裂~><eキャッツアイ><eRAVE 覚聖ループ>の3機種がリリースされる。
注目機種は、販売台数からも<e花の慶次>になるでしょうが、<eキャッツアイ>と伴に『Cタイム搭載の有・無』も議論テーマの一つになり、『今後のスマパチ動向への布石となる』事から、注視しておきたいところ。
更に、スペック面からは<eRAVE>の「大当り確率=1/299」(※Cタイム搭載)にも注目しておきたい。
~【ミドルスペック】~
前半の「2日週」に、<Pブラックラグーン4><Pアナザーゴッドハーデス3>の2機種があるのみ。
ホールとしては『スマパチでは無い』事、『知名度あるコンテンツである』事を中心的アナウンスとして活用したい。
また、【RUSH時の出玉性能】としては、2機種のスペックが大きく異なる事で、「王道のブラックラグーン」&「高継続率のハーデス」として、機種配置も含めて「来店ユーザーが目に見える形」で区別した提供も思案するところ。
尚、『7月後半ではミドル機リリースが無い』事から、従来よりも「稼働貢献を意識した低めの粗利運用」も考えておきたいところでもある。
~【甘・ライト系】~
7月の月間間新リリース機種は「3機種」。
前半に<PA大海物語5アグネス><P貞子3D3>、後半に<PフィーバークィーンⅡ>となる。
いずれにしても<PA大海物語5>への『初期稼働数値が注目の的となる』事になるが、併せて『初動1週間の【玉粗利】に注目して欲しい』と思います。
「甘海」導入店舗においては、【玉粗利】が「0円」の営業と、「10銭」「15銭」「20銭」の3パターンに分かれるとは思われますが、店舗毎に「初期稼働」と「初期玉粗利」のバランスを『全国平均と比較参照してみる』事も重要になります。
機種仕様の側面からは<PA大海物語5>と<PフィーバークィーンⅡ>が【8個保留機】であることから、大当り後の残メモリー回転数次第では、「スタート有効率」の数値が『100%を超える』可能性もあり、データ管理にも注意しておきたい。
また、『8個保留なのに液晶・ドラムの演出が止まる』事が無い様に、それ相応の有効S値にも注意を払いたい。
■【8月の新機種】
~【ミドルスペック】~
注目される機種は、何と言っても<PガンダムSEED>一択であり、「盆前納品=約3.5万台」+「盆明け納品=1.5万台」が予想され、その集客貢献力と初動アウト値は、否が応でも気になるところ。
導入店舗はもちろん、非導入店舗におかれましても、『エリア近隣店舗の集客状況・初期稼働状況を確認する』事は当然となる。
この機種においては、『お盆営業中もトップ稼働数字を残す』事が予想されるが、(導入・非導入に関わらず)ホールにとって最も重要な事は、『【他ミドル機種(特にエヴァ咆哮)への影響】がどの程度出たのか?』の検証は必須となる。
一旦「トップ稼働は譲る」としても、2番手・3番手のミドル機種の稼働が、そのまま「8月の業績」に直結する可能性が高く、【2番手・3番手機種の稼働安定】が、大きな課題となるでしょう。
上記の課題も含めて、同時リリースとなるミドル機種<P真・一騎当千~桃園の誓い~>があるが、「2段階RUSH」に加えて、「時短回数が多い」と言う、【稼働貢献を狙った仕様】である事から、導入ホールは【営業玉単価の数値変動】には注意が必要となります。
「初動時と2週目以降」の玉単価の変化が『平均「2.0円以下」で、変化の幅も小さい』事が望まれるが、稼働貢献機種となるのか?粗利構築機となるのか?・・・その判断と扱い次第で「盆明けの稼働貢献力」に差が出る事となりそうです。
いすれにしても、8月のミドル機は『この2機種だけ』となる訳で、お盆商戦の高粗利化は致し方ないとしても、「稼働維持の為の早めの施策」も十分検討する必要に出くわす事もあるでしょう。
~【ライトミドル】~
【盆前商戦】では<PGO!GO!マリン3000>が投入され、【盆明け商戦】で<Pシティーハンター4(1/199)><P七つの美徳(1/199)>の2機種がリリースされる。
全体論としては「新コンテンツ」としては『<P七つの美徳>の1機種のみ』と言う現実であり、他2機種においては、『集客貢献に期待する事は難しい』と判断せざるを得ない。
しかし、スペック面の評価として<PGO!GO!マリン>と<Pシティーハンター4>は、『RUSH突入率が低く、RUSH出玉期待はミドルスペック同等』である、過去の<サミー・北斗無双3ジャギの逆襲>を彷彿させる近似スペックである事から、ホールでの「十分なアナウンス」による「初期集客からの着座率アップ」を目指しておきたいところです。
『ひょっとしたら稼働貢献週が高い結果を残す』可能性も秘めている事から、ただの「粗利構築マシン」に成らない様なチャレンジをお願いしたいと思います。
~【甘・ライト系】~
盆前に、<Pデビルマン黄金黙示録(1/99.9)>と<Pビッグドリーム3(1/77.7)>の【2機種のみ】リリースとなる。
しかしながら、「盆前商戦と言うタイミングに甘デジ系機種の投入」と言われても、ユーザー心理としては『例年、出玉性能に注目する』傾向があり、『集客貢献には繋がらない』と言う結論は否定できない。
願わくば、「盆明け商戦」にリリースして欲しいスペックではある。
特に今年は、前述の<PガンダムSEED>の話題性が大きく、『甘デジ系での集客貢献力は皆無に等しい』と判断せざるを得ない。
よって、購入店舗におかれましても、『あえて(スロットの中古導入も絡めて)盆明け商戦に回す』事も検討し、盆明けの【多機種導入による集客戦術】の価値はあると考えられる。
■<総評>
7月も8月も、集客貢献は『月初の新台入替が熱い!』と言う事になる。
逆に言うならば、『中旬以降は、集客貢献よりも稼働貢献を意識する』事にも繋がります。
つまり・・・
月初の集客力の大小が、『そのまま月間の成績に繋がりやすい』と言う事にもなります。
「新台導入に頼った営業戦略も、ホールには辛いところがある」事は十分承知しておりますが、7月・8月のスロット新機種も【スマスロ=6機種】&【S機=7機種】と豊富な上、7月はいよいよ【Sゴーゴージャグラー3】の稼働開始となります。
【ホール全体への集客】と言う観点からは、『パチンコよりもスロットの瞬発力の方が高い』事も十分想定範囲。
その上で、パチンコ営業は『集客来店したユーザーを離さない』事が強く求められます。
それを意識した上で、パチンコ新機種の活用の参考にして頂ければ幸いです。