~その184~ 【店舗プロモーションの極意】を知り、自店のファンを増やす!
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。
私の前回コラム(その181)で、≪いよいよ営業施策で重要になる『○○○力』とは!≫についてお伝えしました。
前回コラムはこちら ⇒
https://fudapos.cfy.jp/column/single.php?id=221『○○○力』とは、『伝える力』で、“どんなに素晴らしい性能を持った機種も、その魅力を伝えられなければファンにはならない”のは当然です。
また、『伝える力』とは、【伝わる】ことが営業施策では重要になります。
来週からはスマスロが登場します。
スマスロは、休眠ユーザーの方々を戻すきっかけになるだけでなく、世間にも認知が広がれば、「スマート機ってどんなものなの?」という興味関心も高めて“未経験ユーザーの来店喚起”の追い風にもなります。
(ちなみに、私の息子から「スマスロって何なの?」と聞かれました)
新規則機への完全移行から、P機でも話題機が登場し、6.5号機でも休眠ユーザーの再来店が始まり、そこにスマート遊技機の話題性という『追い風』のタイミングです。
◆追い風で来店した方々を、自店のファンに出来るか?
足を運んでくれたユーザーが、「このお店のこの機種が好み」とならないと自店のファン化促進はできません。
興味関心が高まって、久しぶりにパチンコ店に足を運んだユーザーが好みの機種を見つけられなければ、「やっぱりつまらない」となれば・・・来てくれたのに再度離反してしまいます。
『伝える力』で【伝わる】ことを目指して準備しなければ、自店の増客は目指せません。
◆2023年は、追い風を利用して“既存機種でファンを増やす”段階
スマスロ導入店はスマスロを集客のネタとして最大限に活用するのは当然ですが、『店内での価値交換』という、スマスロの来店とは異なる、別の価値も知ってもらうことがリピートには重要な施策になります。
目的はスマスロと見に来たとしても、帰るときには「次回はあのパチンコを打とう、あのスロットも面白そうだった」という、別の機種を打ちたくなるのが『お客様の中で価値交換が起こる』という現象になります。
いずれにしても、2023年にスマート化される台数は60万台くらい?となれば、85%は既存機種です。
現状は、既存機種でも支持されるものが多数出ているので、既存機種にファンを増やすことも同時に行わなければ一向にユーザー&自店ファンは増えない結果になってしまいます。
ちなみに、スマスロが入らなくても市場にユーザーが増えるタイミングは、自店の既存機種で「パチンコだってスマスロに負けない!」という気持ちで訴求していくことが大切です。
◆【店舗プロモーションの極意】となるポイント
○2つの古典的な理論が【伝わる結果を生み出す極意】となります。
①機種の価値提案をするための『4Pと4C』
(4P)
・プロダクト(商品) -機種の性能や特徴
・プライス(価格) -お客様に提供する価格
・プレイス(流通) -お客様がどのように情報を得て、どこで遊技するか
・プロモーション(販売促進)-市場への宣伝方法、店内での伝え方
(4C)
・カスタマーバリュー(顧客価値)-機種の性能や特徴は、顧客にどんな価値があるか
・コスト(顧客負担) -どれくらい負担する必要があるか
・コンビニエンス(利便性) -情報の入手容易性、アクセスのしやすさ
・コミュニケーション(価値認識)-自分の好みとなる機種が見つかる状態
※4Pと4Cの上3つをそれぞれ対比しながら、『誰に・どのような体験と価値(ベネフィット)を提供するのか』を考え、プロモーション(伝える力)でコミュニケーション(伝わる状態としての価値認識)を作ることで、「これ面白そう!打ってみよう(今度打ってみよう)」となる。
②伝わる状態を実現するための『AIDMA』
・A(アテンション-注意喚起)-「おやっ、なんだろう?」という注意喚起
・I(インタレスト-興味関心)-「ふむふむ、なるほど!」という興味関心
・D(デザイア-欲求喚起) -「へぇ~、そうなんだ!面白そう!」という欲求喚起
・M(メモリー-記憶) -Dが実現できれば、感情が動くことでの記憶へ
・A(アクション-行動) -Dが実現できれば、その場での行動か次回行動へ
※4Pと4Cで考えたものを、AIDMAの流れを『店外⇒店頭⇒店舗入口⇒コーナー⇒機種』それぞれの場所でどのように作っていくかが、トータルのプロモーションになります。
(まとめ)
追い風で来店したユーザーを自店ファンにするか、再度離反させてユーザー減少を加速させるのか?という、とても重要な来週からになります。
スマスロの価値提案プロモーションも重要ですが、既存機種へ誘導するプロモーションが2023年の業績に大きく関わってきます。
特に、1番店は多くの休眠ユーザーの方々や、興味関心が高まった未経験の方も来店する可能性があるので、マーケットリーダーとしてのユーザー開拓の役割を全うする必要があります。
現状では、市場をシュリンクさせる1番店の市場が多々見受けられます。(すみませんが事実です)
2番店以下は、プロモーションの極意としましたが、これをやらなければリピート顧客は得られません。
ぜひ、これまでにない追い風のタイミングを最大限に活用するためのプロモーションを準備して参りましょう!
余談ですが、フダポス会員の法人様には、『店舗訪問してプロモーションチェックや戦略シナリオのチェック』(1回のみ)を、旅費交通費のみでサポートさせて頂いております。
これまでもお伺いしておりますので、ご興味があればCFYの小川様へお問い合わせください。
●このコラムで書いている内容の土台となる考え方は、『パチンコホール専門のランチェスター戦略』『差別化価値を作るコト視点の価値づくり』『増客プロセス設計で現場力を高める』という3つのカリキュラムになります。
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