~その171~8月お盆の【特別コラム】
全国日本列島・・・『マジで暑い!』と揶揄されるほど猛暑?残暑?の中、いかがお過ごしでしょうか?
本日のコラムは【お盆・特別コラム】として、<パチンコ店の市場推移>と言う観点から、『今年のパチンコ店市場を(冷静に)検証してみたい』と思います。
今年も「8月お盆」に突入し、2022年も間も無く『残すところ1/3・残4ヶ月!』というところに差し掛かって来ました。
さてそこで、2022年【パチンコ店市場の年末予想】でもしてみましょう。
■『2022年はどんな市場から始まった?』
警察庁発表による【2021年12月末】のパチンコ店市場は・・・
【店舗数】・・・「8,458店舗」
【遊技機台数】・・・「P=233.8万台」「S=147.6万台」
となっている。
つまり、2022年は『この市場状況から始まった』と言う事になります。
■参考資料として、『全日遊連の店舗推移の確認』を。
【店舗数】・・・「7,637店舗」
【遊技機台数】・・・「P=213.0万台」「S=136.3万台」
となっている。
更に、<2022年6月末>の数値は・・・
【店舗数】・・・「7,139店舗」
【遊技機台数】・・・「P=204.4万台」「S=126.7万台」
となっている。
その6ヶ月間の減少率で見てみると・・・
【店舗数】・・・「-498店舗」(6.52%減)
【遊技機台数】・・・パチンコ「-8.6万台」(4.04%減)
スロット「-9.6万台」(7.58%減)
この<減少率>を見る限り、2022年前半は『パチンコ好調』『スロットは低迷』と言われた裏付けとして、一応の理解は出来る市場変化として捉えられますね。
(ただ、どちらも減少傾向にある事には変わりないけど・・・)
■上記の「2つのデータ」から、『2022年末の予想』をしてみると・・・
(※全日遊連の【減少率】を参考に、全国規模に当て嵌めてみる)
●【店舗数】・・・「8,458店舗」⇒【7,750店舗】(8.4%減)
「10%減」で計算すると「7,612店舗」になるのですが、現実的には、残存店舗減少スピードは「一旦減速する」と推測する。
●【遊技機台数】・・・【パチンコ】
「233.8万台」⇒「215.1万台」(-18.7万台・8.0%減)
基本的に『店舗数と同等の減少率になる』と推測。
更に『前半4.0%の2倍の台数減少』と言う基準で。
●【遊技機台数】・・・【スロット】
「147.6万台」⇒「132.8万台」(-14.8万台・10.0%減)
前半「減少率=7.6%」(年間だと15%に届く)と高かったものの、現在リリースされた【6.5号機】と、年末予定と言われる【スマスロ=L機】の話で、『この先に未来に希望に光がうっすら見える』と言う事で・・・
ただ、「スロット専門店=768店舗(2021年末)」の閉店が余儀なくされる事を加味しての減少率となる。
■『業界のシュリンクはまだ続くのか?』
結果的には・・・『まだ続く』と思われる。
そこで重要なテーマは、それは『いつまで?、どこまで?続くのか?』と言う話になる。
そこには【参加人口】と言うキーワードが必要になる。
現在「700万人」とも「750万人」とも言われている【参加人口】だが、その数字が『近未来も変わらない』とするならば、結果的には『それに見合った【遊技機台数】となる』と思われる。
思い出して欲しい。
『10年前の業績はどうでしたか?』
実は、『遊技機台数は微増していた』頃の話で、その10年前(2012年)の参加人口は【1,110万人】と言われる。
そしてその参加人口は今「710万人」と目されている。
つまり、その減少率は・・・【36%】に及ぶと言う事になる。
ビジネスとは<需要と供給のバランスで成り立っている>と言う観点から申しますと・・・
『遊技機の台数が35%減少すれば、あの頃の業績に戻れる』と言う事になる。
では『その台数は?』と言うと・・・
【PS合算=381万台】×【0.65】=【247万台】と言う事になる(驚愕)
これだは「あまりにも極論的」な試算になので、私の推定は、最低ラインとして【300万台】と言う数字が当面の基準値だと考えている。
そしてその【300万台】と言う数字から、店舗数を推測すると、次に必要な数値は【1店舗の平均台数】となる。
その現状数値は・・・【451台】(2021年末の数値)となる。
そこで「店舗数」を逆算すると(ザックリ)・・・
「300万台」÷「450台」=【6,667店舗】となる。
つまり、現状の「遊技参加人口=710万人」と「年間参加回数=約30回」が継続されれば、結果的に『店舗数は【6,500店舗】で下げ止まる』と言う事になる。
とは言え、現状「8,000店舗」の市場(機構登録=8,029店舗)から、『あと1,500店舗の減少となる』訳です。
だからこそ、戦わなければならない!
だからこそ、生き残らなければならない!
その生き残った者だけに、次の未来が来るのだから!
■最後に・・・『それがいつになるのか?』
【2024年の6月】と予言して、このコラムを閉じたいと思います。