~その106~自店にとって必要な中古機の選定法
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。
4都府県の緊急事態宣言により、該当する都府県だけでなく全国的に外出を控える雰囲気が・・・・
企業によって資金繰りの事情は異なりますが、それでも業績回復の目途が立たない中で厳しい状況が続くことになります。
なんとか乗り越えるためにも、皆様の機械選定の参考にしていただきたく、今回は【ランチェスター戦略式ABC分析】による、中古機の選定法についてお伝えしようと思います。
●残りの旧規則機をどうするか?
現在の入替進捗状況はお店によって異なり、更にはお店によって残りの旧規則機を新規則機へ移行する1台当たりの入替平均単価も異なるので、あくまでも『皆様のお店にとって出来る限りベストな選択』を考えることが大切です。
【ランチェスター戦略式ABC分析】による中古機の機種選定は、私が現役時代から活用している方法で、今現在もクライアント様では機種選定のヒントにしているものです。
機種選定には全国での人気という視点もありますが、特徴としては『商圏内でのお客様支持』を判断基準にする選定法になります。
1.縦軸(自店と競合店の設置機種で『総台数』が多い順に上から並べていく)
2.横軸①市場全体の機種毎台数・構成比
②自店と競合店の設置台数・台数シェア・顧客数・シェア・支持率・稼働率
3.ABCランク分け(ランチェスター戦略では、市場全体設置台数に対して、70%までの機種をA、そこから25%をB、残りをCにしますが、バラエティ化が進んでいる現在では、『中心となっている機種をA、複数台バラエティB、1台バラエティC』という感じで、分析しやすい分け方をします。(分け方は工夫して下さい)
※4P・1P・20S・5Sなど、レート毎に調べます。
基本的には、上記の内容で表は作成できます。
実際に作成すると、Bの機種数が市場に3~4台くらいしかなく、Cでは1~2台が多いのが現状です。
この表は、市場の状況になるので全国平均の支持と異なる機種も見えてきます。
●ここからどんな機種を探すのか?
お店が11月30日時点で目指す島図や、お店の力関係によっても異なるので、一概にどんな機種を選んだ方がいいというのは適切ではありません。
それでも、メイン機以外で選定する判断基準のパターンをいくつかお伝えします。
(パターン1)
自店に無く、自店よりも強いお店で設置台数が少ないが稼働状況が良い機種を探す。
(パターン2)
自店に無く、自店よりも弱いお店で設置しており、稼働状況が良い機種を探す。
(パターン3)
自店にあり、他店にもあるがどのお店も稼働状況が良いものを探す。(供給が足りていない機種で数台増やす選択)
(パターン4)
どこも設置していないが、自店に類似の機種がありファンがついている機種を探す。
これら以外にも、粗利や稼働目的、土日に動く機種などの視点も考慮しますが、少台数であればストック系の機種になる可能性があるものを選定する方法です。
もちろんレートによって判断する視点は複数ありますが、『あくまでも自店市場でファンがついている可能性がある機種』を探すことになります。
安い機種で新規則機への進捗を進めると、稼働しない機種が増えてしまいます。
安価でも投資をするなら、稼働する可能性がある機種を選んで購入する方がいいのは当たり前なので、【ランチェスター戦略式ABC分析(武内流)】を参考にして頂ければ幸いです。
●このコラムで書いている内容の土台となる考え方は、『パチンコホール専門のランチェスター戦略』『差別化価値を作るコト視点の価値づくり』『増客プロセス設計で現場力を高める』という3つのカリキュラムになります。
エッセンスだけ抽出した【法人様向けの3時間セミナー(有料)】があるので、気軽にお問合せくださいませ。