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2024-07-09
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その269~【新Cタイム】は、新しい遊技性を創造できるのか?
先日、ニューギンから「9月1日」リリース予定機種として【eキョンシー M5-VC】が発表されました。
その際の注目ポイントが【新Cタイム搭載】と言うキーワードになる。
しかしながら『新Cタイムって何なの?』『どう言うスペックなの?』と言う疑問が伴う事もままならない。
本機種の評価だけに限らず、この連チャンシステムが『新しい遊技性を生み出すのか?』
多角的視点からも、まずは「ちゃんと把握」をしておきたいと思います。

■先ずは、従来の【Cタイム】をおさらいしてみましょう。
元々の【時短】に関する種類は、ご存じの通り「3種類」あります。
(1)a時短・・・いわゆる「通常大当り後の〇〇〇回時短」と言うモノ。
(2)b時短・・・2020年から始まった、いわゆる「遊タイム」になる。
(3)c時短・・・内部確率が通常確率時に、大当りとは別に抽選され、当選後に通常確率での時短に突入。
この中の「c時短」の発展形として、【Cタイム】が出来ました。

そして【旧:Cタイム】の概略。
「2023年4月」のリリースから始まった【Cタイム搭載】ですが、以下「搭載可能条件」の再確認。
 ●スマパチだけの限定搭載。
 ●「通常確率時」及び「電サポ無し」状態である事。
 ●「1回転のみ」の抽選。
 ●当選率は「20%未満」。
 ●詳細条件は「4点」
  ①:RUSH終了後 ②:a時短終了後 ③:RAMクリア後 ④:特定回数での抽選(いわゆる天井)
 ※詳細は以下の過去記事も参照。
  https://fudapos.cfy.jp/column/single.php?id=238

■そして【新Cタイム】への緩和
搭載した第1号機種は、【ニューギン・eキョンシーM5-VC】(9月1日リリース)となりました。
それをスタートアップとして、先ずは【新Cタイム】の概要について確認しておきたいと思います。

 ●【搭載条件】は、「旧Cタイム」から引き継がれている点は、以下の【3ポイント】は同じ。
 (1)スマパチだけの限定搭載。
 (2)突入派条件は、「通常確率時」及び「電サポ無し」状態である事。
 (3)詳細条件は「4点」。
   ①:RUSH終了後 ②:a時短終了後 ③:RAMクリア後 ④:特定回数での抽選(いわゆる天井)

 ●【変更条件】は、以下の「3点」になる。
 (1)「1回転のみの抽選」の形態は排除され、回転数は自由になった。
 (2)当選率は「50%未満」。
 (3)総量規制は「6,400個⇒8,400個」に緩和。
  <備考>ラッキトリガー(総量規制=9,600個)の搭載は不可。

■ニューギン~【eキョンシーM5-VC】のチャレンジ
メーカーアナウンスとしては『今回もニューギンが業界最速』と謳い、その機種商品説明資料では『これが、新領域体験』とアピールしている。

 ●<PキョンシーM5-VC>における【新Cタイム概要】
・突入モードは【月夜モード】と命名し、当選したら『来来RUSHに再突入する』事になる。
・従来の1回転抽選から「転落抽選」仕様にとなり、「当選確率=1/29.0」&「転落確率=1/19.2」⇒「平均滞在=約11.6」。

その「11.6回転」での当選確率が「約40%」となっている。その突入の際のモードTYは「8,103個」。
(※上限の50%とすると甘くなり過ぎる事になるので、若干抑えられている))

 ●【月夜モード】の突入契機
 ①:RUSH終了後 ②通常時の小当りの一部(18%) ③:月夜モード中の通常当り後 ④:RAMクリア後
以上の「4パターン」からの突入になる。
この内「RUSH終了後は100%突入」となり、約40%の引き戻し率を含めて、合算RUSH継続率は「約88%」となる

 ●「旧Cイム」で弊害(=運用し難い)となっていた【RAMクリア時の当選(RUSH突入)】に関して
『朝一で、内部状態は確認出来ない』上に、従来の「1回転ヤメ」も無く、「概ね千円程度」の稼働は必要となる。
平均12回転程度のモード滞在も、回数の設定が無いので、短い時も長い時もある。
ただし、「朝イチ・千円カニ歩き」をする打ち手が現れる可能性はある事は否めない。

■【新Cタイム】の未来像について。
現状、総量規制が緩和され<ラッキトリガー(名称)>の出現において、<新Cタイム>の存在はどうなるのか?
【出玉性能】においては、ラッキトリガー(9,600個)ある以上、「総量上限=8,400個」では負ける事になる。
しかし、旧規則の「6,400個」からは大きく緩和されている事から、瞬間的な出玉性能は体感的には大きな差は感じられないと思われます。

【演出面】においては、出玉性能に関連した「Cタイム」の【連チャンの上乗せ】に加えて、
通常時にも「Cタイム」&「c時短の組み合わせで、様々なモードやチャンスゾーン演出が作れる事になるでしょう。
兎にも角にも、「1回転限定」と言う抽選が「自由になった」事が最大のメリット。
また将来的には、引き戻しの「当選率=50%」を活かした、『2回に1回のチャンス』と言う演出も出来るでしょう。

などなど、今後の【スマパチ】ラインナップにおいて、出玉性能は<ラッキートリガー>にお任せして、演出面において「新しい内規緩和=新Cタイム」の今後にも期待をしたいところです。
ファンキースリー講師
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