~その45~ 大当りフローPOP活用法(スタッフ機種教育)
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。
旧規則機の全撤去というこれからの期間で重要になるのは、お客様に新規則機で好きな機種を見つけてもらうという課題です。
何度か書いていますが、過去の撤去や通常の入替でも【撤去離反】という知らないうちに離反してしまったお客様が存在します。
先日、ホール時代に働いていたお店で、私が居た頃の常連様に会い、少し話をしました。
「最近は何を打っているのですか?」という質問に対して、「好きだった機種が外されちゃったから、仕方ないから海を打っている」とのことでした。
好きだった機種が無くなり、打てる機種が海だったのですが、以前の機種よりも海に魅力や楽しさを感じなければ、徐々に遊技動機が低下して離反につながります。
ほぼ毎日来店するお客様なので、一人でも離反することはとにかく回避するべきです。
稼動が良かった機種や粗利貢献していた機種も、今後は検定や認定切れとともに撤去していく必要があります。
そのような機種を打たれていたお客様や、あまり機種のことが分からないお客様にレパートリーとなる機種を見つけてもらう、好きな機種が探せるというのが『大当りフローPOP』の大きな役割ですが、台上に掲示しているだけでなく、これをスタッフの機種教育に活用すれば、お客様との会話の中で『好きな機種を見つける』ためのサポートが可能になります。
私たちの商売はパチンコやスロットを楽しんでもらうことです。
スタッフは、その楽しさをサポートする役割があることは当然ですが、多くのお店で遊戯をしないスタッフは説明ができないという事実があります。
しかし、大当りフローPOPを活用して、継続的に教育すれば打たないスタッフでも機種のことが分かるようになるので、お客様との会話も可能になります。
私がおすすめする教育方法はシンプルで、朝礼時に『大当りフローPOPを見ながら、大当りの仕方や継続率などを繰り返し説明する』というものです。
確率から1種2種やSTなどの説明も加えます。
もちろん、1種2種といきなり聞いても分からないと思いますが、私たちだって初めは分からなかったことを覚えて分かるようになっています。
とにかく繰り返しの指導です。
あとは、実際の機種の前で説明したり、実際に打つ機会を作って学んでもらうという繰り返しです。
スロットに関しては、基本的には『①通常時 ②チャンス時 ③大当り時』の3つの流れで説明すると分かりやすいです。
後は、どんな特徴の機種かなどを説明しますが、これも繰り返しいろんな機種を学ぶことで徐々に理解が深まっていきます。
フダポス会員の皆様においては、日本でフダポスでしか実施していない『大当りフローPOP』を更に有効活用して、機種にファンをつけるという結果を作っていただきたいと思います。
大当りフローPOPを活用していない他のお店では出来ないことという差別化価値で、好きな機種を見つけてもらえれば『ストック系の機種(長期的に稼動する機種)』を作り出すことができます。
ぜひ、スタッフ機種教育でも活用して下さいね。
●このコラムで書いている内容の土台となる考え方は、『パチンコホール専門のランチェスター戦略』『差別化価値を作るコト視点の価値づくり』『増客プロセス設計で現場力を高める』という3つのカリキュラムになります。
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