~その33~ 集客対策と撤去離反対策
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。
今回は、来年に向けての集客戦略、そして特に重要な撤去離反対策について書いていきます。
機種戦略という重要課題に関しては、残りの旧規則機を新規則機に変えていくための入替予算額や、市場の中でのポジション(順位)によって方法が異なるので、またの機会にふれたいと思います。
まず、集客戦略です。
先ずはバジリスク絆とハーデスの撤去が全国で本格化していきますが、これから1年をかけて全ての旧規則機を撤去していくことになります。
普段から自店を選んで来店されるお客様は、既に自分の好きな機種があり、その機種が基本的には来店動機になっています。
後ほど撤去離反対策でも書きますが、好きな機種が撤去されるごとに来店動機が薄れていくので、次に打つ機種や好きになる機種が見つかるまでは、集客戦略でお客様の来店動機をサポートする必要があります。
集客戦略に関しては、自店が昔から行っている特別な日を軸にする、入替日を軸にするなど自店オリジナルでの集客の武器は当然活かしていく必要があります。
それに加えて、ゾロ目の日や何かの暦など、お客様が勝手に期待してしまう傾向が高まっているので、フダポス会員の皆様のお店でも、それにどう応えていくかを考えていく必要があります。
ちなみに、お客様が勝手に期待しているだけだから、自店では何もしないという選択もあるかもしれませんが、競合他店は期待に応える営業をしてくると思います。
そうすると、せっかくの集客の武器となる日が自店では活用できなくなります。
お店全体で大きくやる必要はありませんが、何かしらの機種で期待に応えることはしたほうが良いと思います。(イベントを推奨しているわけではありませんが、競争戦略上、お客様の期待には応えていくべきだと考えています)
次に、撤去離反対策についてです。
低貸し100台のお店で、月に20回来店し、1日4時間くらい低貸しで遊んでくれるお客様が居たとします。
そのお客様が、いつもの機種がある日突然無くなっていて、次の好きな機種が見つからずに離反したとしたら、単純に月間平均イン玉が160個減少します。(20回×4時間×6000発÷30日÷100台)
1時間に6000発は入らないのですが、それでも平均イン玉を確実に減らすことに変わりはありません。
月に11回以上来店されるコアなお客様は、あまり新台にこだわらず、自分の好きな機種をレパートリーにしています。
好きな機種が無くなると、楽しみという来店動機が薄らいでいきます。
以前ほど楽しみにならなくなると、徐々に来店回数が減っていき、そこから離反へと向かってしまいます。
フダポスの大当りフローPOPや、その他のポップを活用して、スタッフが直接「この機種はあと1ヶ月で外すのですが、次はどの機種を打たれますか?」という活動を地道に実施して、次の機種を出来ればP機で作ってもらうようにサポートしていくことが重要です。
これ以外にも、営業施策としては軸にしていく機種作りや、自店の強みとなる機種の育成という課題も今後は起こりますが、機種戦略を踏まえながらも集客戦略と撤去離反対策を同時に進行させていくことをおすすめします。
準備していないことは出来ないので、今からこれらを課題にして、来年はどうするかを検討していく戦略会議を実施してくださいね。
●このコラムで書いている内容の土台となる考え方は、『パチンコホール専門のランチェスター戦略』『差別化価値を作るコト視点の価値づくり』『増客プロセス設計で現場力を高める』という3つのカリキュラムになります。
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