~その29~ 『A+AT機という名の新しいカテゴリー誕生』!
皆さん、こんにちわ!パチスロ担当のワクワクランドの涌嶋士郎です。
今回は、OIZUMIから発表された業界初のA+AT機(パチスロ1000ちゃん)について考察してみようと思います。
先ずは何故!? 5号機でA+AT機が作られずに6号機で作れるようになったかを紐解いていきます。
5号機の途中から、リプレイ低確率時の小役シミュレーション値が1未満でならないという規定となりました。
パチスロの型式試験には2つの試験があります。1つは実射試験でもう1つがシミュレーション試験です。
シミュレーション試験は、毎G成立した全小役を最大値で奪取するよう決められています。
よってAT機の場合、リプレイ低確率時(1/7.3)常に高確率で15枚小役が入賞していきシミュレーション値1(100%)を遥かに超えてしまう為、実質AT機を作ることは不可能になりました。
ART機はリプレイ低確率時のシミュレーション値が1未満ですので作ることが可能でした。
又、リプレイ高確率時にハズレをリプレイで消すことができるので、小役でメダルが増やせるようになりました。これがARTの仕組みです。
6号機では上述の取り決めが撤廃となったので改めてA+AT機が誕生する運びとなりました。
次にパチスロ1000ちゃんのBIGボーナスについて
このBIGボーナスは、マニュアルタイプとなります。
消化中に特殊音と共に中パネルがフラッシュした時は内部的にジャックイン成立を示唆します。その時は左リール赤7付近を目押しすることでジャック外しとなり、シフト持ち越し状態となります。
この時に、リプレイ確率が上がり、小役制御も変わることから9枚役が揃いやすくなります。
シフト持ち越しをしていてもジャックインの指示は無くならず、その都度ジャック外しをしなければならないので必然とボーナス消化ゲームは長くなります。
BIGボーナスは261枚を超える払い出しで終了します。払い出し枚数は270枚となります。(メイン小役がベル9枚のため)
これがマニュアルタイプでなければ、270枚÷9枚=30ゲームとなるのですが、残念ながら本機はその倍の60Gを超えることも珍しくありません!
この点をプレイヤーがどう感じるかによって評価が分かれそうです。
幸いにもBIG,REG共に消化中にAT突入及び上位ATを抽選しているので比較的間延びしないよう考えられて作られています。(AT突入率10%~40%)
さらにAT中、CZ中のボーナス当選は上位AT及びプレミアムATの抽選も行っているので期待値が上がります。何よりボーナス消化後は、ART機のようなメダル減少状態にならない点が最大の恩恵ではないでしょうか!!
本機のボーナスは2種類搭載されていますが、今後はマジカルハロウィン5のようにボーナスが4種類搭載される可能性もあると思われます。
AT特化タイプ以外の新しいカテゴリーの誕生と進化に今後は大いに期待できるのではないでしょうか!!