~その265~ パチンコにも【追い風が来ている!?】
こんにちは!
『魅せる!感じる!』担当講師のリスペクトマインドの武内臣介です。
先日、ホール様と≪ランチェスター戦略式ABC分析≫の視点で、機種構成や設置機種タイプの比率などを分析しているとき、「これってパチンコの追い風じゃない!?」という出来事がありました。
今回のコラム内容は、そのホール様の許可を頂いて書かせてもらっていますが、細かい具体的なお店の考えや数値は当然ですが書けないのでご了承ください。
ちなみに、≪ランチェスター戦略式ABC分析≫を簡単に説明しますと、
①市場の設置台数が多い機種を上から順に並べていく
②横軸には自店と競合店が保有している縦軸の機種台数を記入
③横軸は、各店の設置シェアと顧客シェア、稼働率を記入
④上から設置台数比率でAランク、Bランク、Cランクとランク付けをする
⑤武内オリジナルとしては、『稼働ランクもABC分類をしていく(A~Eくらい)』
≪ランチェスター戦略式ABC分析≫で分析するものは、
①Aランクの増台したい機種は何か?
②Aランクの顧客シェアを強化したい機種は何か?
③B・Cランクになるが、増台対象機種やストック系機種は何か?
※ストック系機種とは、『高稼働ではないが長期使用の可能性が高い、粗利が自店内で長期貢献しそうな機種です』
④競合店との機種関係で勝てそうなものは?もしくは独壇場に出来そうなものは?
などなど、他にも分析するものはありますが、ざっくりと『市場内の機種支持状況と、自店が増台するものや強化するべきもの』を分析していきます。
●分析して見えたこと
『パチンコ機種で、“お店の土台を担う可能性がある確率帯”が徐々に増えてきた』というものです。
個別機種の稼働状況や支持率などは、全国データや自店データで把握できますが、ランチェスター戦略式ABC分析で見ていくと、【自店商圏の傾向や兆候】も察知していけます。
確率帯毎の設置比率傾向は全国データなどでも分かりますが、自店において『稼ぐ土台になる可能性』がある機種やタイプの把握はとても重要です。
●パチンコの設置比率メインは『ミドル』だが・・・
分析したお店とその商圏において、まだまだ多台数ではないがしっかりとファンがつき始めている確率帯が、『1/129』と『1/199』という傾向の数字になっていました。
(あくまでも傾向ですが)
もちろん、これはお店の強さにもよりますが、商圏内で3番手のお店の機種もストック系のような稼働になっている傾向もみられました。
●言われてみれば・・・
『1/129』は、ラッキートリガー機で、これまでに発売された機種がストック系機種のような結果になっていますが、『1/199』も徐々に機種数が増えて来て、6月頭に導入があった≪P魔法少女まどか☆マギカ3≫は、皆様もご承知の通りで、顧客の奪い合いが大きいミドルよりもストック系機種になりやすい状況になっています。
●分析したお店は、そこそこ新台を購入するお店ですが・・・
新紙幣対応や、引き続きのスマートユニット導入など、「とにかくお金がかかる!」と嘆いていましたが・・・・
そんな中、ミドルの人気機種以外でコーナー化していける『可能性が高い』スペックが見えてきたのは、「他の法人様やホール様がどう考えているか分からないが、自店では方向性が見えてきた」と話していました。
武内は、そもそも100%突入のライトミドルが好きなので、≪Pこの素晴らしい世界に祝福を!≫推しですし、今でも100%突入コーナーは『ライトユーザーからコアユーザーになる架け橋のタイプ』だと思っています。
ただ、ホール様と分析する中で、「武内さん、100%突入じゃなくてもユーザーさんは大丈夫そうですよ!(笑)」とご指摘を受けました。(汗)
この分析が正しいかどうかは、これからの挑戦によりますが、遊びやすさと適度な見返りの機種としては、お客様がレパートリーにしやすいという面もあると思います。
ホール様が共有して良いと話してくれたのはこれくらいなので、細かい数字は書けませんでしたが、ぜひ皆様も「次なる安定した稼ぎ頭」を探してみてはいかがでしょうか!