~その244~ 今年のテーマは『価値が伝わる』確率を高めることが必須!
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。
1月も早いもので半月が過ぎました。
1月に入ったら、1年の中で一番多くの人たちが動く3月4月の転出と転入の時期での営業施策を考えていく必要があります。
毎年のことなので基本的な準備は大丈夫だと思いますが、コロナ明け後の初3月4月なので、自店に足を運んでもらいリピートしてもらうために取組みを例年以上に強化する必要があります。
※今日のコラムは、転入してきたお客様への取組みにも関係してきます。
≪今年は例年とは異なる投資が必要≫
今年は“改刷対応による機械という商品以外への投資が必要な年”になります。
機械は自店顧客を増やしたりリピートしてもらう投資になりますが、改刷対応は「対応していかないと商売が難しくなっていく」という側面のものです。
※TKC高橋さんの新年コラムでも触れていました。
≪やっても価値が伝わらなければお客様は動かない≫
【ファンキースリーのPSコラム「魅せる!感じる!」担当講師】としては、企業の投資配分が明らかに変わる今年においては、『減少する顧客価値提供への投資に関して、価値が伝わる確率を高める』ことが重要なテーマと考えています。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」(そもそも撃つ数が減っていますが)という状況を、スナイパーのような精度とまでは言わなくとも、お客様にしっかりと価値提案を行い、来店動機や遊技動機を高めることが為されなければ、投資の低下と共に業績も下がってしまいます。
≪価値が伝わる確率を高めるには?≫
そこで、新台入替や中古入替、コーナー作りや新しい用語によるプロモーションに関して、価値が伝わる確率を高める方法が【体験価値視点での価値提案】というものになります。
これは常に「ライトユーザーさんや知識が少ない顧客」をイメージして考えます。
【事例1】
●スマスロの初導入時での訴求例
『スマスロ大量導入』『新時代スロット-スマスロ』という販促
⇒『スマスロとは?どんな価値ある体験が出来るのか』を加えないと、スマパチという機種名だと思われます。
【事例2】
●L北斗の拳導入時の訴求例
『初代復活』という販促
⇒『初代復活』という言葉は、4号機時代のユーザーなら反応しますが、そもそも初代を知らない世代は価値を感じません。
⇒凄いという価値を感じてもらうには、「当時の設置台数」も訴求すると、凄そうな価値イメージが湧いてきます。
【事例3】
●機種名のみの新台入替訴求例
『Pこの素晴らしい世界に祝福を!』という新台入替ポスター
⇒機種名だけでは何の価値も感じません。
⇒「1/199のライトミドルでRUSH突入100%!当たればみんな継続チャンス!」という、この機種でどのような価値ある体験が可能かを訴求すると興味関心が高まる確率があがります。(コーナー作りでのコーナー訴求も同様です)
【事例4】
●ラッキートリガー(これから)
『ラッキートリガー搭載』という表現は、知らない人には何も感じられないものです。
★ぜひ、どのように表現すると興味関心が高まり、来店動機と遊技動機につながるか考えてみてください。
※ラッキートリガー機が良いか悪いかは別の話で、購入したら「その投資をどうお店の業績向上に活かすか」が、伝わる確率を高める目的です。
≪最後に≫
何か・・・長年の時間経過と共にどんどん機種の価値提案が失われていると感じるのは私だけでしょうか?
どんなにいい商品も、『伝わらなければ購入されない』という当たり前。
『価値が伝わるには?』という面を今年の投資には活かしていくことが大切だと考えています。