さてさて、５月も月末を迎えて･･･『今月の業績はどうだったでしょうか？』
店舗営業の思考は、「６月の業績への不安」があったりしますが･･
それはそれとしても既に【盆前商戦への対応】も決定しなければならない状況でもあります（汗

注目されるのは【７月のスマパチ（３機種）】への対応・対策と、８月【Ｐフィーバー機動戦士ガンダムＳＥＥＤ】への対応・対策になろうかと思われます。
本コラムでは、この【２つの課題】に対して、思考してみたいと思います。

≪【７月のスマパチ（３機種）】への対応・対策について≫
『そもそも自店舗で導入するのか？』と言う問題と、自店舗は導入しないけど『エリア近隣店舗での導入があるのか？』と言う問題に二分されます。

■そこでとりあえず、【スマパチの現状】を把握してみましょう。
既に「３機種がリリースされている」現状ですが、話題の中心となるのは【ぱちんこ 新・必殺仕置人Ｓ】。
現在の導入店舗数は「2,569店舗（P-WORLD調べ）」となっており、P-WORLD上での導入店舗率は「2,569店舗/6,628店舗」ですから【導入店舗率＝３８．７％】となります。
そこから、リアルな全国の導入店舗数は、『2,700店舗程度ある』と判断して良いでしょう。
そして、これが【≒スマパチ導入店舗】と判断して良いのではないでしょうか。

ちなみに稼働状況としては、ＧＷ明けの３週目の増台もあった事も踏まえて、既に「初週アウトの１／３程度」まで下がっています（※稼働貢献は継続中）。
また当該機種の中古市場では、導入５週目にして現在「８０万円⇒１６万円」まで下落してしています。

■【７月のスマパチ】～３機種のリリースで、「スマパチの増台」（＝ユニット含む）はあるのか？
先行３機種の稼働状況から鑑みて、『導入を見合わせている』と言うホール判断も耳にしますし、『様子見している』方も多いと思われます。

そこで、一問一答
・『スマパチの設置台数は増えるのか？』⇒2.5万台から、最大4.0万台程度？
・『スマパチの設置店舗数は増えるのか？』⇒２００店舗程度増える？
・『スマパチ全体の稼働予測はどうなの？』⇒ぶっちゃけ「８月のＰガンダム次第」？
皆さんは･･･どう思われますか？･･･どう推測されますか？


≪【Ｐフィーバー機動戦士ガンダムＳＥＥＤ】について≫
さて、スマパチの第２波がある「７月」の対して、「８月の本命」と言われる【Ｐフィーバー機動戦士ガンダムＳＥＥＤ】の話題をしてみましょう。

■コンテンツ評価は？
初動の【集客貢献力】に直接影響する「コンテンツ評価」ですが･･･
アニメは、「2002年10月～2003年9月」にＴＶ放送されている。
映像ソフトは、2003年の発売からで、ＤＶＤ版では累計１４０万枚以上の売上を記録。
更には、2010年には「ＴＶ全５０話」のＤＶＤ-ＢＯＸが、2011年には「続編とスペシャルエディション」を追加したＤＶＤ-ＢＯＸが販売されている。

パチンコファンへの訴求としても、４年ぶりの【新枠登場！】と、２年ぶりの【ガンダムシリーズ最新作】と言うキーワードがあるが、『パチンコユーザーの期待度は大きい』と判断して良いでしょう。

■スペック評価は？
ザックリ、『ガンダムユニコーン（2021年8月）とエヴァ１５（2021年12月）の良いとこ取り』とも揶揄されたりしますが、『ややエヴァ寄り』かと思います。

最大の特徴としては、１種２種混合仕様ながら、ＲＵＳＨ中は【ＳＴタイプ（ST=120回転）】になっていると言う点にある。
（エヴァ１５は「ST=163回」、ユニコーンは「高確率=1/41.1」＆「転落=1/153.7」）
いずれにしても、ＲＵＳＨの高速消化タイプでは無く、「回す・見る・楽しむ」演出と時間と有していると言う事ですね。

出玉性能は、「右打ち時」は【オール１０Ｒ＝１，５００個】×【継続率＝８１％】と言う出玉性能は、現在の「王道スペック」でもあり、『上記２機種を踏襲している』事も、打ち手の「安心度・満足度」と「勝ち記憶」を呼び起こす事は容易であると思われます。

唯一の懸念は、初当りの「非ＲＵＳＨ・３Ｒ＋時短１００回転」での引き戻し率が、「２６．９％」では無く「１５．３％」になっている事で、引き戻しの体感が『概ね半分程度になっている』点になる。
しかしながら、「１００回転時短」の演出がある事の『メリットの方がが大きい』と考えられるので、それを重視する考え方です。

■販売台数は、どのくらい？
現在、噂の段階として「３．５～４万台」と噂されている様ですが、詳細は今後、メーカー営業さんに確認してみて下さい。

自店舗で導入するかどうかはさておき、いすれにせよ『試打は必須！』『確認は必須！』となる注目の１機種となります。
今後の【確認事項】としては･･･
●「集客貢献力」の側面から、【販売予定台数】に加えて、【ＴＶＣＭ・ＷＥＢＣＭ】の拡散状況。
●「営業面の評価」として、【損益分岐点スタート値】と共に【ＳＡ値】の確認も必要と考えます。
そしてその後に、「導入の是否」と「台数」、そして「他機種とのバランス」「設置場所」等々の検討があります。

＜まとめ＞
現在、『パチンコの稼働が不安定』と言う状況。
その上で、『６月どうしのぐか？』を経て、【７月の集客稼働バランス】⇒【８月の集客と稼働】の検証時期になります。
「多岐に渡る情報収集」、「売上確保の集客施策」、「粗利構築の為の運用手法」等々、検証する事も多くメチャ大変かと思いますが、ぜひ『今年の夏も乗り切って頂きたい』と思います。