~その87~S政宗3の粗利貢献力と運用方法について考察
皆さん、こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、S政宗3の粗利貢献力と運用方法について考察していこうと思います。
S政宗3(大都技研)
《基本情報》
大都技研 初6.1号機
擬似ボーナス搭載の差枚数管理型AT機
AT純増枚数:約3.0枚(BONUS中は約3.7枚)
ベース:約38G
コイン単価:約3.4円
天井:累計出陣ポイント50(約750G)→チャンスAT(真田丸攻城戦)
TY:1.000枚(全設定共通)
MY:2.770
M◇:3.130
2.000枚突破率:65.9%
減算区間あり
《初当り合算確率&出玉率》
設定①:1/358.8 97.4 %
設定②:1/346.4 98.9 %
設定③:1/333.7 100.6%
設定④:1/313.4 103.6%
設定⑤:1/293.0 106.7%
設定⑥:1/274.0 110.5%
《ゲームフロー》
通常時は出陣ポイントを貯めて出陣(前兆ステージ)を目指します。
通常時 約1/15で発生する押し順ナビ(1枚役獲得)で出陣ポイントを1回獲得。
滞在する通常モードに応じて出陣期待度が異なります。
■通常Aモード:出陣ポイント15回で出陣
■通常Bモード:出陣ポイント9回で出陣
■出陣連モード:出陣ポイント5回で出陣
■出陣EXモード:出陣ポイント1回~5回で出陣
■チャンスモード:出陣期待度高
■突破モード:チャンスAT(真田丸攻城戦)確定
■裏モード:メインAT(幸村決戦)確定
以上合算すると5回以下での出陣期待度は約40%となります。
但し出陣からのチャンスAT or メインATへの突入期待度は約20%。
自力CZ(不動ノ極意)からのチャンスAT突入期待度は約35%。
このようにチャンスATへの突入率は重いのですが、液晶演出が頻繁にざわつくことで間持ち効果はあると思われます。
チャンスAT(真田丸攻城戦)はいわゆる突破型のゲーム性で2戦連続撃破でメインATが確定するフローとなります。
1戦目を撃破する確率が約50%で2戦目も突破する確率は約40%程度となります。(設定①)
チャンスATでの獲得枚数は1戦開始時が約50枚。2戦開始時は約100枚となります。
このように獲得枚数の少ないチャンスATを搭載し、突破型を採用することでTY値を高く設定できます。
そして全設定共通の高TY1.000枚を実現するには低ベース・低純増・低確率が必要不可欠であったといえます。
高MY2.770枚も然りです。
本機の初当り合算確率1/358.8(設定①)をチャンスATの成功率約40%から逆算すると
真田丸攻城戦突入確率(設定①)
約1/512
幸村決戦突入確率(設定①)
約1/1200
といった数値が想定されます。
ベース38Gを考慮するとメインAT初当りまでにかかる投資金額は設定①で軽く30.000円を超えます。
TYが約1.000枚獲得できたとしても設定①ならプレイヤーは等価換算で▲マイナス10.000円以上の負けとなります。
あくまでもTY1.000枚が担保された場合ですが。
幸村決戦は1セット10G+αのSTタイプとなっています。
10G+α間の決戦パート中に全小役で青7獲得抽選を行います。
青7は50枚~1.000枚獲得できるBONUSで消化し終えると再度10G間の決戦パートへ突入しBONUS獲得を目指すループ率約88%のST仕様です。
理論上、ST8連~9連は可能で青7揃いの度に約20%で追撃特化ゾーンの抽選も行っているのでTYが1.000を超えるケースも発生する反面、TY1.000を下回るケースが発生する可能性は否定できないでしょう。
メーカー発表のM◇3.130の方がMY値よりも現実味を帯びているように感じられます。
設定①のコイン単価 約3.4円も同時に加味すると恐ろしくハマりのキツいスランプが目に浮かびます。
前作政宗2は『秀吉決戦』の突入率、期待値など出玉性能の高さが高評価に繋がりました。
本機の『秀吉決戦』突入率は非現実的な確率なので厳しい評価になるかもしれません。
販売台数 約10.000台は大都技研の新台としては少ない販売台数といえます。
希少性のある地域ホールによっては稼働・売上・粗利において相当優れた実績を叩き出す可能性を秘めているように思います。
特に粗利貢献度は高いと予想します。
チェーン店がある法人ならば旗艦店にまとめて導入して1ヶ月後の『北斗の拳』導入時にチェーン店へ移動するか低貸に数台移動。
もしくは、中古相場が高値推移ならば転売も視野に置くことが本機を含めた6号機の運用・活用の大事なポイントになるのではないでしょうか!